現象
Apple Silicon (M1, M2, M3) の mac で macOS Sonoma 14.4 にアップデートすると JetBrains IDE がクラッシュする
原因
Oracle Java チームのブログ「Java users on macOS 14 running on Apple silicon systems should consider delaying the macOS 14.4 update」(2024/3/15公開) において macOS 14.4 で Java アプリケーションが異常終了する、また、この問題に対する回避策は存在しないという報告がありました。
JetBrains IDE は JVM 上で動作するアプリケーションであるため、この問題の影響を受けます。
JetBrains社では本問題を以下のチケットで取り扱っています。
JBR-6802 Crash: EXC_BAD_INSTRUCTION from ObjectMonitor::TrySpin on macOS 14.4
対象
Apple Silicon (M1, M2, M3) で動作する macOS 上で JetBrains IDE を利用されているお客様
対処方法
macOS Sonoma 14.4.1 以降へアップデートしてください。
macOS Sonoma 14.4 の回避策でJBR (JetBrains Runtime) を入れ替えた場合は、以下の手順で JBR をデフォルトに戻してください。
- JetBrains IDE で Shift + Cmd + A (アクションの検索) を押し、アクション検索ダイアログが現れたら”ランタイム”(“runtime”)で検索。検索されたアクションの中から 「IDE の起動 Java ランタイムを選択」(“Choose Boot Runtime for the IDE”) を選択してください。
- 「IDE の起動 Java ランタイムを選択」画面で「デフォルトランタイムの使用」(“Use Default Runtime”) ボタンを押下し、再起動すると JBR がデフォルトに戻ります。
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2024/3/16 注意:macOS 14.4 で JetBrains IDE がクラッシュする問題
対象製品
IntelliJ IDEA、AppCode、CLion、DataGrip、GoLand、PhpStorm、PyCharm、Rider、RubyMine、WebStorm